体型変化以外にもバランスを崩しやすくなる理由がある
妊娠中は「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
リラキシンには関節を緩める作用があり、これのお陰で骨盤が開きやすくなり、赤ちゃんがスムーズに出てきやすくなります。しかしリラキシンは骨盤だけでなく全身の関節を緩めてしまいます。
なので、なにかでバランスを崩したとき、踏ん張れずに転んでしまう確率が高くなるんですね。つまづく確率は普通の人と同じでも、その後、上手にバランスを取ったり踏ん張ったりできる率が低くなっているんです。自転車に乗っていてふいに足をついたとき、関節が緩くなっているためクキッといって体を支えられず転んでしまうかもしれない。普通に歩いていて、ちょっとした段差につまづいたときしっかり踏ん張れなくてコロンと転がってしまうかもしれない。
だからこそ足元は、より安定しているほうがいいですよね。
ペタンコもいいけど3センチくらいのヒールもおすすめ
スニーカーは足元が安定していいですね!でもお腹が大きくなってくると紐を結ぶために屈むのが辛くなってくるので、対策したいところです。バレエシューズのようなペタンコ靴も足をするりといれることができていいですね。
フラットシューズもいいけれど、お腹が大きくなって前重心になる体のバランスを取ろうと、逆に後重心がちにもなるので、3センチくらいの低いヒールがあるとトータルバランスがとりやすくなる人も多いです。
あなたが楽なのはどれ?
慣れない靴を履くと疲れますよね。
いつもスニーカーの人がヒールを履くと疲れるように、いつもヒールの人がフラットシューズを履くと歩きづらいと感じます。それは妊娠中も産後も同じです。スニーカーの紐を煩わしいと感じるかもしれないし、フラットシューズは脱げやすいと感じるかもしれません。
もし妊娠や出産を機に靴を新調するのであれば「履きやすい」「歩きやすい」は勿論ですが、その辺も考慮して選ぶといいですね。
個人的には1~3センチ程度の安定したヒールがある靴がお勧めです!